issei G.C. ZARI VIBE Jr. 57

bass lure press
一誠 G.C. ザリバイブ ジュニア 57(2020年10月現在、カラーライナップは20色あり)
・size/57mm ・weight/14g ・type/sinking ・hook/ST36BC#5

バイブレーションプラグは、小魚を模しているのが一般的。デザインとウエイトとサイズのバランスやアクションの強弱、ラトル音へのこだわりなど詳細な違いはある。しかし基本的には、使い分けるというよりブランド性や過去の釣果の依存で選択するルアーカテゴリーではないかと考えている。

このザリバイブはネーミングの通り、“ザリガニをモチーフにした「超」正統派バイブレーションプラグ”というショルダーがある。でもボクなりに言い換えれば、一誠ならではのザリガニの形をした異質なバイブレーション。ところが、あくまでもユーザーに寄り添いながら独自の視点やギミックで形成するルアーが多い一誠が、あえて“「超」正統派”という一節を盛り込んでいるところが気に掛かる。

それは実際に使ってみると意味がわかる。ただ巻きでのブルブルと手元に伝わるバイブレーションによる巻き抵抗がとても重く、伴って独特なシャラシャラというラトル音が水中から轟き“これぞバイブレーション”と主張しているかのよう。結局“「超」正統派”とは、標準を超えた強烈なアピールと、他のバイブレーションにはない引き重り感という一誠ならではの味付けを一括りにした表現なわけだ。

シード型に非の打ちどころなくザリガニの姿を落とし込んだ個性的なデザイン、加えてこだわり抜かれたであろう秘めたギミックは、『ザリバイブ』というネーミングを超越し、独自のカテゴリーとして成り立つほどの逸品。

ザリバイブといえば『G.C.ザリバイブ 67』だろう。でもボクの場合は野池で使用することが前提なため、なるべく扱いやすくて食わせ力のあるコンパクトな『G.C. ザリバイブ Jr. 57』が主役としている。

◎アクションは、ハイピッチ&パワーウォブリング。

◎キャスティングからの着水後、ボトムまでシミーフォールしながら自発的にラトルを鳴らしてアピール。

◎ハードボトムを跳ねることなくすり抜ける底部形状。

◎パワフルかつ細かくクリアなアクションにより振動の変化が手元に明確に伝わることで、ボトムマテリアルやバスのミスバイト等、ありのままの水中状況を捉えられる。

ザリバイブにはオリジナルとの使い分け用として『ズルビキ』仕様があり、その名の通りボトムを意識した戦法に向いている。そのためフロントはダブルフックでリアはフェザーフック、ウエイトは13gとやや少なめでラトルも控えめ。さらにアクションもオリジナルよりもタイトに仕上がっている。

一誠 G.C. ザリバイブ Jr. 57
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