JACKALL JEUBLU

bass lure press
ジャッカル ジューブル(カラー/2021年2月現在のカラーラインナップは10色)
・size/52mm ・weight/6.4g ・type/Sinking ・hook/ #8

コンパクトでソフトボディのナチュラルアクションのバイブレーションにはもともと“マスクバイブジーン55/70”がありボクも使っている。そしてジューブルの発売時、違いはスペアボディ付きの利便性くらいだろうと安易に考えていた。ところがなにげに注目してみると、実はそのポテンシャルはなかなかのものだった。

まず、パッケージを開けた段階であらかじめジューブルのラインアイにはスナップが付いている。メタルバイブにもよく付属されているが、金属の削り出しのラインアイにラインを直接結んで切れないようにする配慮だろう。また、スプリットリングよりスナップの方が細いためアイとの干渉が少なくてタイトなアクション向きなのかもしれない。

ちなみにボクが小型ルアーを使用するときは、取り替えがスムーズなようにいつもスナップを利用している。そのため付属のスプリットリングやスナップを外すことが多い。

サイズはマスクバイブジーン55と同じくらいだが、重量はジューブルが1gほど重い。マスクバイブジーン55はコンパクトでシンプルな形状からベイトフィネスタックルでも十分遠投できていたが、ジューブルは1g重いだけでなくヘッドに重心が集中していることでさらによく飛ぶ。

そしてなんといっても、見るからにチューニング自在を思わせる金属ヘッドと取り替え自在のソフトボディのハイブリッド性がジューブルの真骨頂だろう。

◎フックの標準はフロントに#8のトリプルフックが装着されている。金属ヘッドのギミックとして、ラインアイとフロントフック用のアイ、そしてリアにはアイが2つある。例えば、

>ボトムのゴミを拾いすぎる時はフックをリアに移動するといいかもしれない。

>根がかりが不安なポイントではフロントをダブルフックに変え、フッキング率をあげるためにリアにもダブルフックを装着できる。リアのダブルフックは、テールに干渉しないように内側のアイに装着するといい。

>認識性アップにフロントにブレードをつけてリアにトリプルフック装着するのもアリだろうか。

>ザップ アイショットのような引っ掛けタイプのウエイトチューンもできるかな。

◎ヘッドからボディを簡単に脱着できるということは、自在にカラーコーディネートできる利点にもなる。2色以上を同時に入手しておくと状況にあわせたカラーリングに組み合わせることもできるし、もしかしたら好みの組み合わせが思わず釣れるヒットカラーになる可能性も秘めている。

下の画像はアキカンギルとチャートバックギルのボディとヘッドを入れ替えてみたところ。

◎重心やアイの位置からソフトボディの柔軟性の微調整により、マスクバイブジーン55とは少し違うナチュラル波動となっている。

基本は、ブルーギルの幼魚をイメージするシルエットを活かした一定速度でのステディリトリーブ。底付近でのリフト&フォールではエビが追われて跳ねながら逃げる様子を忠実にイミテートできるだろう。

マスクバイブジーン55/70は、肝心な尾がちぎれてなくなれば修理できず、そのまま使っても釣れないバイブレーションに成り下がる難点があった。

その点、ソフト+ハードのハイブリッドバイブレーションのジューブルはスペアや他カラーボディとのローテーションで解消。そしてアイのギミックを生かしたチューニングや使い方次第で季節を問わず活躍できることだろう。

ジャッカル ジューブル(52mm/6.4g)
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