すごいフィネスルアーを見つけてしまった!
IKスピンジャーク

G.F. blog

今年の当たりハードルアーが『ゲキアサシャッド』。ベイトフィネスからバーサタイルタックルまで使いやすく、ボックスにも常に入れている。もちろん釣果も春からずっとそれなりにあるからだが、いつ何時のプレッシャーやタフコンディションに通用するわけでもない。釣れる時はよく釣れるし、ポンポン釣れたら急にバイトもなくなったり、バイトすらぜんぜんなこともある。

イマカツ ゲキアサシャッド(58mm,7g)
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とはいえゲキアサシャッドは、シャロー用のプラグとしてタイニークランクベイトもすっかり出番がなくなるほどの威力で大信頼。カラーは主に、タフ時に「3Dメスギル」か「3Dウルトラノンキー」、朝マズメに「セクシー大藪シャッド2」、夕マズメに「マットホットタイガー」と、4色を使い分けている。意外だったのが、タイミングが合った時のマットホットタイガー。やっぱり、古くから必ずラインナップされるカラーは不滅だ。

ボクは小さめのハードルアーがとくに好き。「部屋の釣具収納〜ボクの場合〜」で紹介したが、どれを使おうかとクリアケースに並べているルアーを眺めると楽しい。でふと気がついた、ミノー系がひとつもない。好き嫌いじゃなくて、単に物欲の対象にもならなかっただけなけれど。

ところがゲキアサシャッドを使いはじめてから、と同じイマカツのハードルアーの“極限プレッシャーの中で最高の釣獲力を発揮する「漁具プラグ」”というキャッチフレーズの「IKスピンジャーク」が気になっていた。

一見、小型ミノーっぽいが、従来のダイビング型シャッドともトゥイッチ型ミノーとも一線を画す、真のフィネスジャークベイトとある。また、“ジャークベイト”としてでなく、ただ巻きや早巻きでもフィッシュイーターのバスに見切られないナチュラルアクションで食わせる威力を持つらしい。

このところ、スイングインパクト ファット/2.8inchのネイルリグ(0.4g)がスレることなく釣れ続けるのはよいがもろすぎる。裂けるだけならワームグルーの補修で2-3回使えるが、これがまたギルの餌食になりやすくてテールを食いちぎられたらダスト行き。あまりにロスが激しくて、釣りをしながらゲキアサシャッドよりももっとフィネスなハードルアーだったらよいのにと考えていたら『IKスピンジャーク』のことが頭を過ぎる。

そこで帰ってすぐに注文(ワームの類の補充も兼ねて)。ただね、小さいながらけっこう高価だし本当にボクの望むような使い方で通用するのかわからないので、とりあえずどんなベイトフィッシュにも見えそうな「3Dリアルワカサギ」カラーだけを入手してみた。

イマカツ IKスピンジャーク(65mm/4.2g)
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8月6日(晴れ、5時30分〜8時30分、気温/早朝24度-帰り32度、水温29.2度)

先日がんばって雨が降る中、期待して夕マズメに行ったけど小バスやアベレージばかりで大きいのが釣れず(下の写真はこないだ雨の後の虹)、やっぱり朝マズメかなぁと今日は早起き。

IKスピンジャークは、すでに前々回から使っている。最初に使った日はスイングインパクト ファット/2.8inchのネイルリグがそこそこ釣れていた時で途中、IKスピンジャークに変えてみても同じように釣れた。これはもしかしたらボクが望む小型シャッドテールの代替的に使えそうだ、と思える結果。

そして前回行った時は、小型シャッドテールのネイルリグでの反応もやや悪い傾向。8月のバテたバスにはフワッと落とす系がいいっていうし、巻きだけでは難しうのかなぁと思いつつ、IKスピンジャークに変えたとたんに釣れた。おおっ、これはもしかしてヤバイルアーを見つけたかも、と確信めいてくる。

で、今回の朝マズメはIKスピンジャークの威力に確信が欲しくて、思い切ってシャロー域をIKスピンジャーク縛りでいくことにする。まずフィーディングエリアのワンドからシャロー化した岸の水際を歩きながらランガン。

フィネスな巻物も扱いやすいバーサタイル ベイトフィネスタックルで基本ふつーにただ巻き。あれ、おかしい、10投以上したのにまだ釣れない。と頭を悩まし始めたらバイトがあるものらない。

バイトがあったポイントにはレンジや巻きスピードを変えて、通し直すとだいたい釣れるんだな、これまでの経験上。これがIKスピンジャークがすごいかも、と思わせる。ワームでフォローしなくても最終的に釣れるのだから。と、やっぱり釣れた。

IKスピンジャークは1m前後潜るようだが、ロッドを立てる角度で表層近くまでレンジコントロールできる感じ。同じコースでもレンジを変えたり、少しアクションを入れて2-3度通すと釣れることが多いからすぐに諦めない。

しかし前は小バスとアベレージが小一時間で10匹くらい釣れていたが、今日は4匹。んー、いよいよ厳しー。でも他の釣り人を見ると釣れているボクはまだ良い方な感んじ。6時半を過ぎたところで西側に朝日があたりはじめていたので移動。

西側の護岸沿いは高さがあるし、最終的にはチャターも投げるかもと考え、ベイトフィネスタックルをライトバーサタイルタックルに変更。こんな軽いIKスピンジャーク(4.2g)もわりと飛ぶ。リールがフィネス寄りのアルデバランMGLだし、このところ愛用しているサンヨーナイロン GT-R ULTRAとの相性も抜群なものある。

ヒシモのパッドエリア手前のオープンエリア、通常は水深1.5mくらいあるところが20-50cmくらい。太陽光が当たりはじめた浅瀬はとたんに小エビや子ハゼ系が活性化し、それを食べる小バスや子ギルが集まってくる。いつもなら、そんな小バスも釣っている。

この浅瀬の先にはブレイクがある。前から浅瀬の子バスや子ギルを狙う大きめのバスがブレイクに潜むと踏まえ、狙ってはいた。たぶん小一時間が勝負。小バスには目もくれず慎重に丁寧にブレイク狙い。少しずつ護岸ブロック上を前進しながら3投目、ブレイク沿いを巻いている途中にラインが走った!

バイトは“ガツン”でも“ドン”でもなくスーッと逆走。今日はやたら鯉が浅瀬にいたから一瞬、鯉の背がかり?とも思ったが、体をくねらせて光った体高でバスだと確信。ヤバっ、マジでデカイの釣れた!

超元気で走る走る。水面まで高さがあるからロッドを下げてさらに腰もかがめて、とにかく跳ねさせないように。強引に巻かず、右へ左へロッドを切ってバスの体力を落とさせながら徐々に真下まで寄せる。ガッツリ、ハーモニカ食いやん、と確認して抜きあげた。

うん、間違いなく40やん、むっちりキレイな体格。とりあえずこの1枚撮ってる時に後ろから声が。振り向くと軽トラのおじさんが「すごいね、こんな大きいのおるんやね」と話しかけられ、「いやいやもっと大きいのもいますよ」とかなんやら会話の途中、元気なバスがブリブリあばれて草むらに落とした、瞬間にスマホ(iphone)が飛んで真下にボチャン、えっー…

まっ、防水だから大丈夫だと思うけど、どうやって取りに行こう、とか考えながら、おじさんになんとかなりますって挨拶してから、とりあえずサイズだけ測って42cm。ただスマホがないから記録は取れてない。

高さ2.5mくらいで護岸ブロックに足をかけながら飛び降りることもできそうだが、捻挫とか腰痛再発やら怪我をしたらバカらしい。とにかく40様をうんしょうんしょと岸に降れるところまで持っていって、水にちゃんとならしてからゆっくりリリース、もっとデカくなってまた遊んでねー。

さてと、幸い減水で護岸沿いは浅さいし、下半身もバックスポット ラッシュトレンカに短パンだったから、まっ、いいかとそのまま水に入っていく。怪我をしないように靴も履いたままでブロックの壁伝いに慎重に歩いて行った。

一番深いとこでも幸い膝ちょい上だったからパンツまで濡れなくてすみ、なんとかたどり着いて回収、よかったー。装着していたケースもSpigenの米軍MIL規格取得のタイプだったから本体も無傷だし、浸水もなく(帰宅後にsimも抜いて確認した)完動でセーフ。

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再開しようと戻ったらすでに7時半過ぎ、20分くらい右往左往していたわけだ。ボクが移動しようと思った先には別の釣り人さんがすでに入っていたのでIKスピンジャーク縛りは終了。仕方ないからこの場所からフリーリグで遠投して小バス3匹。うん、フワッと落とす釣り方も通用してきた、と確認してから帰宅。

とまぁ、とんだハプニングもあったが何はともあれ、IKスピンジャーク縛りの検証で今年最大サイズが釣れてしまった。

晩冬から初春にかけて特によさそうなIKスピンジャーク。だが猛暑ドピーカンの中で小魚狙いのバスが見切らずに飛びついてきた。これはもうホントに“漁具プラグ”と呼ぶにふさわしい、すごいフィネスルアーを見つけてしまった。

イマカツ IKスピンジャーク(65mm/4.2g)
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追記/もちろんバサーの性、釣れたルアーだから帰宅後速攻に他カラーを4色追加でポッチッと(笑)。近いうちに、『bass lure press』でも紹介しますね。<『bass lure press』公開しました

h_ahli

▼追記(2021.8.10.am5:40ごろ、晴れ、水温28.2度)/33cm

▼追記/『Strapper/ストラッパー』
スマホをポチャンしてしまい超減水で取りに行けて助かったが、これまであまりに無防備だったことに気が付く。
対策として首にかけようか、カラビナリールにしようか、とか色々状況を想定して考えた結果、ハンドストラップにした。同じようなタイプがいくつかあったが、この『Strapper/ストラッパー』が一番耐久性がよさそうだと選択。ゴム系のスマホケースとの相性もバッチリ。充電の支障も全くない。
その後、釣れた時の撮影は必ずストラップに手首を通している。思ったより面倒でなく、操作もこれまで通りに片手で普通にできる。ストラップも汚れたら洗えるし、普段使いでも意外に便利だったのでかなり気に入っている。

Strapper/ストラッパー
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