アノストレート4.5のオモネコで初バス!
1月26日(曇のち晴れ、7時30分〜9時、気温8度、水温11度)
表題の通り2020年やっとの初バスは今朝、「ボレアス アノストレート」4.5inchのネコリグで釣ることができた!今年4回目の大きな野池の朝マズメ、8時ごろ。
今年に入ってからは毎回曇りか小雨で暗く、雨の翌日や小雨の朝は先行者がいることがなかった。いつも朝マヅメは7時までに到着するようにしていたが、朝方まで雨が降っていたことからまず先行者はいないだろうと、今日は少しゆっくりして7時半ごろに到着(日の出は7時19分とあった)。久しぶりに雨が降る兆しもなく、雲も薄くなり、明るい朝マヅメ。気分も上がる。昨夜の雨は少し暖かかったようで水温は11度(気温は8度)、なんだか今日はもう春先っぽい感じ。ちなみに先週来た時の水温は9度だった。
さて、前回までここ大きな野池では3回の釣行で深場のボトムやシャローを散々いろんなバイブレーションの類の巻物からワームのフリーリグ・テキサス、ヘビダンで攻めるも撃沈。さすがにあまりに初バスが釣れないので、練りに練って作戦を一変することにした。
まずとにかく他の人が今どうやって釣っているか知ることからはじめる。手始めに気に入っている何人かのユーチューバーの近況動画を真剣に視聴。そこで注目したヒントが、「ベイトの集まる場所」だった。
たしかにこれまでもフィーディングタイム狙いでシャローもかかさず刻んで巻いていた。しかしそれはあくまでも“釣れた”レベルに期待した攻め。必然性もなく偶然頼りの他ならない。これまでボクに欠けていたのは、ルアーの種類ではなく、一番大切な“釣る”ための方法と見逃していたポイントの精査である。
じゃ、“釣る”ためにベイトの集まりそうなポイントへ何でどうやって攻めたらいいのだろう。YouTubeでは、やっぱりスモラバのカバー打ちがほとんどな感じ。たしかにスモラバは餌的に食わせられるが、フィールドによって向き不向きが絶対ある。ボクがいくフィールドは、活性化している時期ならともかく冬は使えるポイントそのものがほとんどない。
ならば秋に大活躍したファットウィップ/3inchのネコリグはどうだろうと考えて見る。YouTubeで調べると冬の釣り方としては断然アリだった。しかし、これもどのフィールドにも通用する感じではなく、あのコンパクトサイズの微波動はとくにシビアなフィールドに対して難易度が高いと判断。
ただワームの種類の多さのぶん、ネコリグに秘めた可能性に期待がもてる気がする。そんなことを考えている時、意表をつかれたのがボレアス アノストレートのオモネコ(ヘビーネコリグ)だった。アノストレートの存在はもちろん知っていたが、あのなんとも特徴のない棒みたいなワームがなぜロングセラーなのかは全然知らなかったのだ。
ところが、このシンプルな形状が“釣る”ためのギミックそのものだったことを思い知る。それを理解するや否や早く試してみたくて仕方なく、すぐに4.5inchを手配して釣行前日夕方に届いたのだった。
ボレアス アノストレート/4.5inchのオモネコは、本当は3.5g以上のアノストシンカーが最適なようだが取り急ぎ入手してシンカーに気が回らなかった。手元にある一番重いネイルシンカーは2.6gだったので、とりあえずこれを使うことに(抜けないよう瞬間接着剤で固定)。おおきな野池は水深がないのでいけるだろう。
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次に直径5mmのシリコンチューブを5mm幅に切り、ハチマキの下のラインギリギリにあわせて通す。アノストレートの断面は楕円形なのだが、平たい面側にシリコンチューブをまたいでフックを下から上へ通して完成(使ってゆるくなったら反対側につけ直すのもアリ)。
アノストレートのハチマキは通常のワームよりかなり下の方にあるのだが、ハチマキを軸に長い上部が艶かしく揺れる。しかもボディの断面は横に楕円で平べったい。通常のワームは全方向にゆれるが、楕円形状から前後にだけにゆれる仕組み。これがなぜかブラックバスにとっての絶妙なバランスと魅力的な動きだということ。
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ネコリグを操作するならスピニングタックルより、やっぱり慣れたタックルだなと、冬は封印するつもりにしていたベイトフィネスタックルを持ち出した。最初に狙うポイントは、春夏秋は小バスや子ギルしか溜まってないので、ボクはまったく攻めたことがないワンド。もしかしたらボクの盲点で冬場はきっと絶好ポイントだったかもと、一番の狙い目にしていた。到着第一投、これこれ!やっぱりベイトフィネスタックルなら思ったポイントにちゃんと決まるし!
アノストレートのオモネコの使い方は、普通のネコリグよりテンポをやや遅めに、着底したら浮かせてをしっかり意識して繰り返し、数回ごとに止めてスラッグを巻き取り、そしてまた繰り返す。とにかく基本、移動させるのではなくスラッグだけ巻き取るイメージ。チョンチョンチョンというより“トン・トン・トン”としっかりボトムを叩きながら跳ね上がる感じかな。
そして2投目、スラッグを巻き取りながらのスピードで寄せてくるから1回が意外に時間がかかるな、と思いながらトン・トンしてると突然、グググッ!えっ!ってあわせるのも忘れてそのままグイグイ巻き寄せた。やや走り気味、ちょっとめちゃくちゃ重いんですけど!これってバスなのだろうかと半信半疑だったが、真下まで寄せて水面に頭を出させると間違いなくブラックバス!しかも巨大だし!秋にはじめて40cm越えを釣り上げたが、どうみてもそれ以上の大きさ。抜き上げるなんてさすがに不可能!口元を見てみるとフックは上アゴの真ん中にちょんとかかっているだけ、刺さってない。ヤバイ!ラインを緩めたら100%バレる。この状態を保ってどうハンドランディングしようかと足場のある岸によせようとしたらフックが…。
力を入れすぎたのかゆるんだのか、フックがプツンと飛んでバレた。ところがフックが外れたバスは頭をもたげ、大口を開けたたまま数秒そのまま呆然としていた。手をのばせばまだ捕まえられそうなくらいの間を感じたが、ボクも動揺しているうちにゆらりと身をひるがえして水底へ姿を消していった…。
あまりのショックに、しばらく“オレのバカ!”って独り言をなんどもつぶやいてしまう。水面に出た大口をあけたままだったバスの姿が頭に残って離れない。動揺したまま、付近のポイントを数投打つも後はなし。
仕方なく、もう一つのワンドへ移動。ここは最近釣れてないだけでどの季節もよく釣れていたポイント。そしてバラシから20分後くらいに2匹目のバイト!今度は少し間をおき、さらにラインがゆっくり走りはじめたら走る逆方向へ冷静に合わせてフッキング。最初のバイトに比べたら全然軽い。これはアベレージだなと引き上げたら意外に30cmくらいありそう。一応測ったらやっぱり30あるかないか。いつもならまあまあ良い型なのだが、最初のバラシが50近くあったかもと考えると…、小バスだな。あーぁ、“オレのバカ!”。
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このあとアノストレートを根掛かりでロスト。朝、出がけに1セットしか作ってこなかったのでアノストレートは終了。ボックスに入れてたベローズスティック/3.5inchやヤマセンコー/3inch、ファットウイップ/3inchのネコリグを使うけどバイトなく撤収。
まぁ、悔やんでも悔やみきれない残念なバラシはあったものの、とにかく、やっと初バスをもたらしてくれた、ボレアス アノストレートは本物の最終兵器だった、感動。
というのも、アノストレートの導入のきっかけは、ボユーチューバーKさんの「Kのフィッシングちゃんねる」で『釣りたいあなたへ。これが最終兵器です。』を視聴したことから。本当にいつも勉強になる有意義な動画を配信してくださっていて、一押しなのだ。
最後に。今回とりあえず入手したボレアス アノストレート/4.5inchのカラーは、単に一番かっこいいと思った#18バグピンク。これからバンバン使いそうなので、近い内に他色も入手するつもり。
h_ahli
追記(2020年2月4日)/追加カラーにプロブルーピンクとスプレイドコージ、これで3色になった。あと、専用のアノストシンカー2.5gと3.5gも手に入った。
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