夏の野池を攻める!
AKチャター Jr.

G.F. blog

ドライブシャッドのネイルリグが好調だが、じっくり釣ってばかりじゃつまらない。もっと攻めたり引き寄せる有効なルアーはないものかと検討し、これまでまだ本気で使ったことのなかったチャターベイトに着目。ハードルアーやスピナーベイトと違う、強い水押しでありながらトレーラーとスカートでナチュラルなアピールが効くんじゃないかと。

チャターはブレイクブレードやスティーズ カバーチャターを持ってるけど、この機会に以前から気になっていたAKチャター Jr.を入手。AKチャター Jr.は開発時から一誠の動画観て注目していた。開発中はスカートがついてなく、タイトピッチなコンパクトサイズ。ハイプレッシャーやタフコンディションにうってつけに思えて楽しみにしていた。ところが発売されたらスカートがついていたので、なんとなく普通に見えて入手を保留してた経緯がある。

入手したのは、「稚ギル」「ホワイトシャッド」の2色。トレーラーには3inchくらいがよさそう。池のメインベイトが小魚なのは間違いないからシャッド系と決めていた。「稚ギル」カラーには小さいながらしっかりしたテールで水押しの強いクビレシャッド/3.1inch、「ホワイトシャッド」にはお気に入りのスイングインパクト/3.5inchでやってみる。

一誠 AKチャターJr./8g
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霞デザイン クビレシャッド/3.1inch
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OSP ドライブシャッド 3.5in(89mm/7g)
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7月27日(晴れ、5時30分〜8時30分、気温/早朝24度-帰り31度、水温29.8度)

毎日、太陽ギラギラの夏真っ只中!激浅中のホームフィールドは、シェードエリアも干上がって日中に釣りができるポイントがない。しかもこのご時世でありがたいことなのだが、繁忙期で夕マズメに抜け出す余裕がない!なので、このところは週1-2回のペースでがんばって早起きの朝マズメ。5時半から8時半までの3時間だけ楽しんでいる。

フィールドに到着する5時半、今はちょうど日の出の時間。水温を測ると30度近くとぬるい。激浅状態だが、今年は例年なく覆い茂るヒシモのリリーパッドの浄化作用のおかげか、極端な水質悪化や酸欠になる様子はみられない。

普通なら表層系のハードルアーを巻くところだろうが、今年は当たり前が通用ないなような状況。実際に試してみてもうんともすんとも。なので釣れるサイズは選べないが一番よく釣れるのがスイングインパクト ファット2.8inch(0.4gネイルリグ)。ネコリグやムシ系よりもとにかく直進ただ巻きが一番反応がある。

まわりの小山や森の茂みのおかげで水面に日光が当たりはじめるのが6時ごろ。一斉にベイト系が活性化するのか、7時くらいまでの1時間はどんなルアーでも釣れる感じになり、小バスも無茶して食ってくる始末。梅雨明けごろは小バスばかり無限に釣れていたが、このところは20〜30cmくらいのアベレージサイズも混じる。どの子もお腹がはちきれそうにパンパン。釣り上げると同時に時々、消化しかかった小バスや稚ギルが口からでてきたり。小さいベイトがどんどん淘汰されて、これから大きいルアーでも釣れる時期になってくるだろう。

ケイテック スイングインパクト ファット/2.8in
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イマカツ ゲキアサシャッド(58mm,7g)
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散々遊んでそろそろ7時、そこそこサイズはリリーパッドへ移動するタイミング。ボクも大物狙ってリリーパッドまわりへ移動。そして本命、AKチャター Jr.の出番。主にリリーパッドエリアのサイドから隙間が広いところを通していく。パッドの上に落としてしまうとスタッグするから、とにかく1投1投慎重に狙いを定める。そして3投目、直径3mくらいの隙間の奥ギリギリをねらってキャスト、完璧。着水と同時に巻きはじめ、1mも巻かないところでヒット!ラインが走りはじめ、あわてず巻き合わせ。けっこうまぁまぁじゃない!?

さて、寄せるまで2つほどパッドの群生を渡らなければならない。最初のパッドの難関はうまく交わせた。問題は最後の難関、ヒシモのパッドは2mくらいある。半分くらいまではなんとか寄せたが、だんだんヒシモが引っかかって重くなる。ただもう最近は何度もこの手の難関を突破している。力尽くでなく、ヒシモの束をほぐすようにボク自身が右や左に移動して揺すったり、ラインを少し緩めてバスにパッドの下を泳がせてちょっとでも引っかかって厚くなったバッドからラインが外れたら再度ラインを張って寄せる。

なんとかリリーパッドを越え、すでに疲れているバスを手前まで寄せ、フックのかかり方を確認して一気に抜きあげた。重っも、よし!今年一番のサイズだと確信。測ったら約38cm(画像はスケールより頭が1cmくらい飛び出ているので)。むっちり重量感で40はあると思ったが、長さはなかった。でも、キレイで健康的なバスだ。この後も、1本まあまあサイズがかかったが、パッドをうまく越えきれずにバラしたところで今日は撤収。

一誠 AKチャターJr.のタックルについて

AKチャター Jr.は3週間くらい前から使っている。最初はフィーディングポイントで小バスたちが猛アタックしてきたりアベレージが釣れたりし、7時〜8時までの夏のフィーディングタイムにチャターベイトは非常に有効だと確信。

そしてリリーパッドエリアのサイドを通すと、意外にブレードでヒシモの茎に干渉してもうまく交わせることができた。扱いに慣れてくるとだんだん無茶をするようになり、フックガードもないのに前回からはリリーパッドを攻めまくっている次第。

薄いところや隙間に落としたりし、パッドに近づくと竿を立てて少し早めに巻いてパッドの上に一気に乗り上げ、ブレードをソリのような具合にパッドの上を滑らせて、また次の隙間に落としてリトリーブ。前回も同じような釣り方で30cmくらいを釣り上げている。

ただし、キャストで失敗してパッドの上に落としたり、パッドの上にあげるタイミングが悪いと、さすがにスタッグするので気が抜けない。葉や茎にスタッグしても意外にすぐに外れるけど、場が荒れるからなるべく避けたいところ。

それとAKチャター Jr.をリリーパッドエリアで使うのに一番重要なのはタックル。最初はヘビーバーサタイルタックル(フロロ20lb)やパワーバーサタイルタックル(16lb)で試したが、フロロカーボンだとラインが重くてリリーパッドの上にたるんで乗ってしまい、ラインが葉に引っかかって巻きにくいしフックもスタッグしやすい。

それでラインは少しでも軽い方がよさそうだと、ライトバーサタイルタックルでナイロンライン12lbにたどり着いた(ちなみに12lbのフロロでも試したがダメだった)。

サンヨーナイロン GT-R ULTRA
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ラインのおすすめは、GT-R ULTRA。フロロよりも軽くて飛距離もでるし強度も申し分ない。パッケージに「フロロを遥かに凌ぐ耐摩擦!!」とあるが、確かにまだラインブレイクはないし、AKチャター Jr.をスタッグしても無事に回収でき、まだロストはゼロ。ナイロンラインってこんなに扱いやすかったっけ!?と最近ちょっと見直して、他のタックルでも使ってみようかな、と。ただね、ちょっとお高いのがネック。

h_ahli

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