パワーバーサタイル タックル/2020.8-
現在のボクのタックルは基本的にカルカッタコンクエストありきで組んできた。
2019年1月、『シマノ 17 カルカッタ コンクエスト BFS HG』を入手したことからはじめたベイトフィネスタックル。
その年に発売された『シマノ 19 カルカッタ コンクエスト DC200』を4月に入手し、ヘビーバーサタイルタックルとして落ち着く。
2019年9月、不意に浮いたバーサタイルタックル用ロッド『シマノ ポイズンアドレナ1610M-2』にあわせて選択したリールは『シマノ 18 アルデバラン MGL 30HG』。
そして2020年3月にようやくカルコン100番台が発売されるも、意外にアルテバランのバーサタイルタックルの使い勝手がよく、導入を悩んでいた。迷いながら半年たち、結局8月末に物欲に負け『シマノ 20 カルカッタ コンクエスト DC100HG』を入手。
さて、問題はタックル、自分の釣り方のどの隙間に落とし込むかだ。試しに手持ちのバーサタイルタックルのロッド『シマノ ポイズンアドレナ1610M-2』にカルコンDC100を装着してテスト実釣してみると、あっけなく解決の糸口がみえた。
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現状のアルテバランのバーサタイルタックルは、ベイトフィネスタックル総重量300gよりも軽い総重量242gの超軽量タックル。とくに10g前後のバイブレーションやクランクを軽快にテンポよく巻くのには最高。強いて言うなら「ライトバーサタイルタックル」となるだろう。
カルコンDC100は、本体だけで240gとアルテバランのバーサタイルタックルの総重量とほぼ同等、重い。そのため、リールを軸に1投1投きちんとキャスティングする釣り方、少し重めのリグや18g前後のプラグを遠投するのに使いたい。ならライトにくらべてパワー寄り「パワーバーサタイルタックル」になる。
この時点までカルコンDC100に合わせるロッドには「ポイズンアドレナ1611M+」と「バンタム170M」を迷っていた。上記を満たすのはカタログでもパワーバーサタイルをうたうポイズンアドレナ1611M+。
シマノ 19 バンタム 170M-2
ただ、スペック関係なくモチベーションを保つデザイン性も捨てがたい。カルコンDC100にぴったりなメタリックなリールシート、そして1611より長い170。使い方は一応パワーバーサタイル寄りメインだが、1タックルだけで使う時はライト寄りな使い方もしたい。スペック的にはポイズンアドレナ1610M同等ながら、ロングでガッシリ重いバーサタイルMロッド。ちょっと強引に「バンタム170M」に気持ちを寄せて決定。
シマノ 19 バンタム(Bantam)170M-2(2020.1入手) | ||||||
全長(m):2.13 | 仕舞(cm):109.7 | 継数(本):2 | 自重(g):127 | ルアー重量(g):7~21 | ライン:8~16lb | テーパー:RF |
バンタム170Mは「1ピースと変わらない機能と信頼性を持たせたBantam 2ピースは、 利便性を追求しながらも、その使用感はいつもと変わらぬBantamそのもの」というカタログ説明をみて、あえて2ピースモデルにした。ほとんどつなぎっぱなしでバラすことはほぼないと思うけど。
▲上が170M、下が165L-BFS
届いた170Mは、全体的にはベイトフィネスタックルの165L-BFSと同じだが、バンタムロッドの特徴のリールシート部分のデザインが変更になっていた。昨年から使っている165L-BFSは、リールシートとトリガーがメタル調の一体型だった。詳しくは知らないけど、少なくても昨年2019年から発売されはじめたこの2ピースモデルはリールシートがメタル調でトリガーはマットなブラックのツートンデザインになっていた。単なるデザイン変更なのか滑り止めとしての意図があるのか、どちらにしろ昔からのバンタム のコンセプトは継承されている感じで悪くない。
シマノ バンタム(2ピースシリーズ)170M-2 | |
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シマノ 20 カルカッタ コンクエスト DC100HG
ボクは左利き。右も使えた方が不自由がないと幼稚園から書き方教室に通わされ、小学生に上がる前までに字を書くこととお箸だけ右に矯正させられた。が、奔放なボクはいつも間にか両利きになっていた。釣りに関してもどちらを軸にしてもかまわないが、やっぱり左がしっくりくるので左で投げて右で巻くスタイル。なので『シマノ 20 カルカッタ コンクエスト DC100HG』も他機種と同じくRIGHT。バーサタイル用だからギア比は迷わずHG(ハイギア)。遠投時の回収にはとくに助かるし。
リール:シマノ 20 カルカッタ コンクエスト DC100HG(2020.8入手) | |||||
ギヤー比:6.8 | 巻取り長さ(ハンドル1回転/cm):70 | 最大ドラグ力(kg):4.0 | スプール寸法(径mm/幅mm):33/21 | ベアリング数(BB/ローラー):12/1 | 自重(g):240 |
標準巻糸量(lb-m):12-100、14-90、16-80 ※ナイロン、フロロ、PEに対応 | |||||
使用ライン:フロロ12lb or 14lb(クレハ シガー フロロマイスター) |
▲右上「シマノ 19 カルカッタ コンクエスト DC200」、左上「シマノ 20 カルカッタ コンクエスト DC100HG」、下「シマノ 17 カルカッタ コンクエスト BFS HG」
このパワーバーサタイルタックルのカルコンDC100にはフロロカーボン12 or 14lbを巻くことにし、今回はまだパッドエリアでも使うことを想定して14lbを巻いた。最初はとりあえずテストでポイズンアドレナ1610Mに装着してバイブレーションを巻いてみた。田辺プロの「このサイズが欲しかった!〜」は、ヒヨッコなボクでも同感。DC200を入手当初にMロッドに組んでしまい失敗した経緯もあることから、本当の意味でDC100は待ちに待った番手。サイズ感的にはカルコンBFSより少し大きいくらい、パーミングも最高。これでやっとカルコン3兄弟がそろった。
2度目の釣行では本番バンタム170Mに装着。はじめにオープンエリアでバイブレーションの遠投で手慣らしし、釣る気満々でシャローのパッドエリアへ移動。15gにウエイト調整したファットイカでポンポンと30cmオーバーを2匹釣り、無事にNEWパワーバーサタイルタックルに入魂完了。心残りは、最後にパッドの隙間でやや大きめが釣れたのだが一気に抜ききれず走ってしまい、粘ったもののフロロ14lbではパッドごと強引に抜けずバレてしまった。この場合はやっぱりヘビーバーサタイル タックル(フロロ20lb)の出番だったな。
1/ブレーキ弱 | 2 | 3 | 4 | W(ウインドモード)/ブレーキ力強 |
バイブレーション(20g~) メタルバイブ |
クランクベイト(14g~) ミノー、シャッド(14g~) フロッグ トップウォーター バイブレーション ラバージグなどピッチング用途 |
スピナーベイト クランクベイト(7~14g) ミノー、シャッド(10~14g) |
ミノー、シャッド(7~10g) | 外部ダイアル 3~4のルアーで 強風下 ビッグベイト |
ルアーウエイトは、14g前後は外部ブレーキ2でストレスフリー、18gなら外部ブレーキ1でもラインが浮かずにすっ飛んでいく。中〜近距離を精密に撃ち込む場合や風の影響がある場合は外部ブレーキ3というかんじかな。ミノーやシャッドはボクはほぼ使わないし、羽モノやビッグベイトなら外部ブレーキ4やWなのだろうがこちらもほぼ使わないと思う。
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撮影するためにカルコンの3タックルを持ち出したが、さすがに重い。ベイトフィネスタックル300g、パワーバーサタイルタックル367g、ヘビーバーサタイルタックル380g。上にも記載したけどライトバーサタイルタックルなんて242gだから。
h_ahli
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