バーサタイル タックル
20メタニウムHG Ver/2022.9-

ボクのパワーバーサタイルタックルという位置付けは、本来の“バーサタイルタックル”の類。ただ、リールに21カルカッタコンクエスト100HGを組み、巻物主体で使うことを前提だからパワー寄りという意味を持たせた。対して、“ライトバーサタイルタックル”はフィネスとバーサタイルの中間的位置付けで、軽めのハードプラグから軽量リグ系まで使いやすい。

晩夏から晩秋になると巻物主体でランガンすることが多くなり、当然パワーバーサタイルタックルの出番が多くなる。ただ合間で少し繊細な場面の可能性もあるのでベイトフィネスかライトバーサタイルのどちらかを合わせて持ってまわる。ところが最近（2022年8月末くらいから）、パワーバーサタイルタックルのリールを遠心力ブレーキタイプにすれば普通にマルチなバーサタイルタックルとして1タックルだけですむのでは、と思いたった。

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思ったら吉日、早速検討。好きな丸型となるとやっぱり21カルカッタコンクエスト100系だろうが、ボクはどうしてもゴールドボディが苦手。となるとロープロ型しかない、オーソドックスだがマルチで軽さと剛性が魅力の20メタニウムかな、となる。

そしてこのバーサタイル タックル20メタニウムHGバージョンは早速2022年9月13日に初使用し、50も釣り上げた思い出深い入魂日になった。

当日は遠投したい場面が多いにもかかわらず風が強かったため、ブレーキシューも全ONで外部ブレーキも閉め気味ながら良く飛ぶし、繊細な場面でもコントロールしやすかった。ロッドの19バンタム170Mも本来なんでもこなすバーサタイルロッドとしての持ち味を存分に生かせるようになったと思う。

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ちなみに21カルカッタコンクエスト100HGは、もともとボクが考えていた巻物特化のパワーバーサタイルとして組み直す予定。おそらく新たにグラスコンポジット（M-G）タイプのロッドを導入して組むことになるだろう。

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シマノ 20メタニウムHG

2020年発売のメタニウムのギア比には、ノーマル/6.2・HG（ハイギア/7.1）・XG（エキストラハイギア/8.1）の3タイプあるが、ボクはバーサタイルにふさわしくあらゆる場面で調整しやすいHGタイプを選択。

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主な特徴を箇条書きにまとめてみた。

◎マグナムライトスプールⅢ／従来にない低慣性化を達成。

◎コアソリッドボディ／インフレームとレベルワインドプロテクターを一体成型し、ロープロファイルながら高剛性を実現。メインフレームとサイドプレートの材質にマグネシウムを採用。

◎SVS∞（インフィニティ）／近距離の伸びの良さと繊細なキャストアキュラシー、さらに遠投性能まで兼ね備えた遠心力ブレーキシステム。外部ブレーキも調整幅が広いが、さらに内部の4つのブレーキシューの調整（ON/OFF）で細かなブレーキ調整も可能。

◎マイクロモジュールギア／小型精密ギアが密にかみ合う新型駆動システムが生み出す、シルキーな巻き心地とパワー。

◎サイレントチューン／キャスト時の静穏性とスプール回転の立ち上がりが向上。

20メタニウムの総重量は175g、軽量かつ剛性を実現。コンパクトボディによる扱いやすさに加え、軽快かつシャープな操作性とパワーも併せ持つ汎用性の高さを獲得した。ゆえに多くのバサーから信頼を得ているバーサタイルのための機体である。

子供の頃からダイワ派だったボクがベイトフィネスタックルを揃えることでシマノ派に転じ、マグネット式のFTBでサミングも上達。ところがいきなり高みへ憧れDCを導入するも、やっぱり遠心力ブレーキとサミングのコントロールはベーシックでかつ一番使いやすいと思い知った今日この頃である。

h_ahli

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