スピナーベイトを野池で使いこなしたい!

G.F. blog

ボクは、1度の釣行でいつも1-2時間、多くて3時間くらいしか時間がない。しかも昨今、堂々と出かけられないのでフィールドに想いを馳せている日々ばかり。そんな中、短時間で各ポイントを効率よく通せるルアーはなんだろう、と考えてみた。

といっても考える間もなく出た答えはスピナーベイト。これまでそれなりのセオリーで使っていたけど思えばけっこう適当。そこでスピナーベイトの使い方を調べまくったらなかなか難儀。これはきちんと整理した方がよいかもしれないとボクなりにまとめてみることにした。理屈っぽくてちょっと面倒くさいかんじだが選択肢は単純だし、踏まえて臨むに越したことはないだろう。
※これからつづるのは、あくまでもボク目線なのでご了承を。

目次 1)スピナーベイトの選択基準
2)スピナーベイトのタイプ
スピナーベイトのパーツによる使い分け
季節によるスピナーベイト
スピナーベイトの使い方
まとめ
ボクが持っている好きなスピナーベイト

1)スピナーベイトの選択基準

まずフィールドの状況を読み取る。どう攻める?

◎エリア・ポイント = 飛距離、レンジ
◎水質 = アピール
◎天気 = レンジ、アピール
◎季節・水温 = レンジ、スピード
◎時間 = レンジ、アベレージ

2)スピナーベイトのタイプ

パーツを選択して使うタイプを決める。

◎飛距離 = ウエイト
◎ターゲット = シルエットサイズ
◎レンジ = ウエイト、ブレードタイプ
◎スピード = ブレードタイプ
◎アピール = カラー

スピナーベイトのパーツによる使い分け

《ウエイト》
スピナーベイトのパッケージに記載されているウエイトは基本的に本体(メインウエイト部分)のみの重さ。ほとんどの場合、記載より総重量は重い。ただ、ウエイト本体・ワイヤー・ブレードの集合体であるスピナーベイトの複雑な構造から空気抵抗が大きく、重量のわりに飛距離はでないことがある。また、重量だけでなくサイズ感も空気抵抗に影響があるため、同重量でもコンパクトなほど遠投できたりする。

実際に使用するウエイトは、1/4oz(ウエイト本体は約7gだが総重量は約10〜14g)、3/8oz(ウエイト本体は約10.5gだが総重量はだいたい15〜18g)、1/2oz(ウエイト本体は約14gだが総重量はだいたい19〜22g)。

《シルエットサイズ》
野池ではブラックバスのアベレージが小さいため、海外メーカーのような大きなスピナーベイトは使用しない。基本的に国内メーカーのセミコンパクト、コンパクト、ミニとうたわれるサイズ感を使用。同じタイプでもウエイトによってサイズが変わる。

《ブレードタイプ》
ブレードには大きく3種ある。卵型の丸みのある「コロラド」、コロラドよりやや細長な「インディアナ」、細長リーフ状の「ウイローリーフ」。

各ブレードの特徴は、


▶︎コロラド
波動:強、フラッシング:弱


▶︎インディアナ
波動:中、フラッシング:中

▶︎ウイローリーフ
波動:弱、フラッシング:強

そして、各ブレードには大小のサイズがある。

▶︎ブレードサイズ小/波動:強、フラッシング:弱
▶︎ブレードサイズ大/波動:弱、フラッシング:強

ブレードの湾曲の強弱でも波動効果が変わる。

▶︎ブレードの湾曲が深い(厚い)/波動:弱、フラッシング:弱
▶︎ブレードの湾曲が浅い(薄い)/波動:強、フラッシング:強

これらの特徴を生かし、ブレード1枚のシングルブレードタイプと2枚を組み合わせるダブルブレードタイプがある。

シングルブレードは、各ブレードの個性をシンプルに生かしたスピナーベイト。

ダブルブレードは、各ブレードの組み合わせやブレードのサイズを変えることにより、さらに繊細な個性と特徴を生む。

ブレードの組み合わせは「コロラド」「ウイローリーフ」の2種で考えるとわかりやすい。中間的な「インディアナ」については、波動やフラッシングの強弱をより繊細に調整する位置付けなので、どちらかというとボクは「ウイローリーフ」よりだと考えている。

ブレードの
組み合わせ
  シングルコロラド ダブルコロラド タンデムウィロー ダブルウィロー シングルウィロー
波動 強 ← ←→ → 弱
水質 マッディ ← ←→ → クリア
対応水流 弱 ← ←→ → 強
巻き速度 遅い ← ←→ → 早い

《ブレードカラー》
ブレードカラーは大きく3種類、「ゴールド」「シルバー」「カラー(着色)」。状況による使い分けは、

▶︎ゴールド/水質がマッディだったり天候や朝夕などローライトでも目立つ。
※ゴールドでも赤っぽいカラーは、泥濁りに強い。

▶︎シルバー/ナチュラルよりとされ、水質がクリアだったり晴れた日に効果的。

▶︎カラー(着色)/カラーが着色されたブレードは、ナチュラルに演出したり、ハイプレッシャーな状況で効くことがあるという。

また、表面の加工により反射によるアピール度に差が出る。例えば、光沢加工はアピール強、マッド加工やエンボス加工はアピールを弱める仕様である。

◎タンデムウィローのゴールドとシルバーの組み合わせは状況に万能なスピナーベイトと言われている。

《ボディカラー・スカートカラー》
ウエイトにあたるメインボディのカラーやスカートのカラーは、一般的なハードルアーの考え方と同じ。無難にギルカラー、意外に水中でナチュラルなピンク系、ローライトで目立つチャート系、シルエットがくっきり目立つブラック、クリアウォーターはベイトカラーや透明系、春に効くレッド、等。

ただ、ルアーのカラーをあまり気にしなかったり、ルアーカラーの判断がつかない場合、またどんな状況でも反応のあるスピナーベイトのカラーとして人気のあるのがホワイト系。これにタンデムウィローのゴールドとシルバーの組み合わせが最も万能といわれている。

追記1)トレーラーフック(アシストフック)について
スピナーベイトは、シンプルなシングルフックでフッキングが少し心配になるが基本的にノーマルで最適化されている。しかし、バラシが重なる状況ではトレーラーフックも有効。
もともと根掛かりしにくい特徴のあるスピナーベイトであるが、トレーラーフックを装着することで明らかに根掛かりしやすくなるデメリットがある。とくにオカッパリでは基本装着せず、フッキングをよくする必要性を感じた時だけにセットした方が無難。

追記2)トレーラーワームについて
基本的にノーマルでスカートは最適化されているため、必ずしもトレーラーワームは必要ではないと考える。ただ、ワームを装着することでアピール力は増すため、野池のマッディウォーターには有効。さらに重量が加算されることで遠投性も増す。

季節によるスピナーベイト

◎1年の中でも1月~2月下旬までは反応が薄い。

2月下旬〜4月までは、水温が安定しやすかったり暖かくなりやすいエリアをスローに。

3月中旬〜6月までは、スポーニングを意識した選択を。レッド系のカラーや、シャローを巻きやすいタイプを。アフタースポーニングを意識するならアピール強め。

5月下旬~7月、アフタースポーニングや回復しはじめたバスが広範囲に散り、勢いづく季節。まさにスピナーベイトの本領発揮。

7月中旬〜9月、野池は温度が上がりやすいため、ブラックバスは涼しいポイントへ移動。日中はスピナーベイトで攻められるポイントが少なくなるものの、気温が下がる朝マズメや夕マズメは広範囲に散るため、フィーディングを逃さず手返しよくスピーディーに使いたい。

9月〜11月、1年で最もスピナーベイトのポテンシャルを生かせるシーズン。

11月〜12月下旬、朝マズメや夕マズメの短いフィーディングを逃さずに。天気のよい日中は、ボトムから浮き気味のポイントとレンジを探すと数釣りができることも。

スピナーベイトの使い方

◎極端に言えば、根掛かりしにくい構造だからどんな場所でも使え、レンジも自在。

◎基本、ただ巻き。ただ、ラインを力づく的に張った状態で巻くとスピナーベイトの姿勢が傾いたりブレードがうまく回転しないことがある。ラインのテンションがややゆるい感じをイメージして巻くと最適な状態でアクションする。

主に5つのテクニックがある。

❶ガーグリング/着水と同時に早巻きし、水面直下を通す。シャローやトップウォーターが有効なエリアや活性化状態に有効。

❷バジング/ガーグリングよりもさらに早巻きでバスベイトのように水面を音をたてながらアピール。

❸リアクション/水中をただ巻きする時、故意的に障害物に接触させる方法。本体がバランスを崩したりイレギュラーなブレードの明滅によって反射的に口を使わる。

❹フォーリング/意外にカバー打ちにも使える。また、ただ巻きの途中で止めてフォールさせたり。フォールするときブレードのキラメキにリアクションバイトするようだ。

❺スローローリング/ゆっくり巻いてボトムを通す方法。バイブレーションルアーと同じく、冬に有効。コツはボトムまでフォールさせ、一度強めにロッドを引いて寝たボディを立たせてから巻くとよい。ボトムを感じない程度ギリギリを巻くイメージで。

◎「風が吹いたらスピナーベイト」という話がある。真相は定かでないが反応がよい時は確かにある。要は、水面のキラキラによりルアーのアピールが弱まるため、目立つスピナーベイトが有利だということらしい。また、風の吹き寄せ側にベイトが流されてくることからブラックバスは風に向かった方向に頭を向けるため、キャスティングしにくくても逆風側からが有効。

◎真冬以外、季節を問わず天候や時間も問わず釣れることのある、ある意味究極のリアクションルアー。

まとめ

以上、これでも広い範囲をかなり端的にまとめたつもり。けっきょく文章にすると理屈っぽいが、他のルアーの選択と同じでポイントを踏まえておけば、普通に状況によって選択することや消去法で答えを導き出す要領だ。

最後に。スピナーベイトはアピール力が強い分、場を荒らしやすいのも事実。同じポイントに執着しても反応する確率は悪くなる一方。しかし、1箇所を1-2度通してバイトがなければ、逆に今ここでは釣れないと見切りをつけやすい。ポイントを効率よくサーチして移動することができるスピナーベイトは、ボクの短時間釣行の手段として積極的に取り入れたほうがよいのだろう。

ボクが持っている好きなスピナーベイト

スピナーベイトはついつい増えがちだが、中でもボクの思い入れがあるタイプをご紹介。

ティムコ CT ネクロマンサー(45mm/6.5g)

ピンポイントを積極的に
コンパクトスピナーベイトとうたわれるDゾーンフライやデラスピンよりもさらに小粒。なのに1/4oz程度の重量があるため、同重量のメタルバイブ並みの遠投ができるうえ、コントロールしやすい。
ハイプレッシャー時やアベレージが小さい時に効果的面。さらに超コンパクトだからかスレにくく、スクールに当たれば数釣りできる。ただ油断するとすぐにボトム直行、トレブルフックだから根掛かりしやすい。
ボクはダブルフックに交換。サイズ的に#8か#7がちょうどいいんだけれどフッキングが悪いのであえて大きめの#6をつけている。

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エバーグリーン Dゾーンフライ 1/4oz

表層アピールに
コンパクトスピナーベイトの代名詞的。ボクは、コンパクトなのにダブルブレードは意味がない気がするのと、飛距離を出せたり表層を少し早めに巻いたりするのに使い分けしやすいかなと思い、シングルウィローリーフタイプで。晩春から初夏の表層に浮いているアベレージサイズにうってつけ。

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ゲーリーヤマモト ヤバイスピン 1/4oz

数打ちに手返しよく
仕様的にはDゾーンフライのシングルウィローと同じだが、ウエイトボディが円すい状だからか、より遠くへ飛ぶ。意外にバイブレーション強め。ボクは小さなトレラーワームをセットしてカバーやボトム付近を通す時に使用している。

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ボトムアップ ビーブル 3/8oz

ボク的に万能選手
「スプリッター」という、ワイヤーのアイからトライアングル状に新たにブレードを通した奇抜なトリプルブレードが特徴。スプリッターが抵抗となり、これまでのスピナーベイトにない横揺れを発生して個性的。
ウエイトボディがやや上向きのスイミング姿勢に対してフックは斜め上向き、トレラーフックがなくてもフッキングのノリよさを実現。ボクは使いやすいダンディムウィローのタイプを選択。
バイブレーションは強めなのにアピール力は控えめなのでトータルでは意外に『中』かな。ただ巻きで通すスピナーベイトでなく、ナチュラルにアピールしたい時、ハイプレッシャーなカバーやシャローによい感じ。

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ジャッカル スーパーイラプションジュニア(1/4oz、3/8oz、1/2oz)

ザ・オーソドックス
なにげに数をもっている。とりあえずもっていると安心って感じに、ボクにとっては一番オーソドックスなスピナーベイト。迷ったら出番。

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ノリーズ クリスタルS 1/2oz

ランガンを丁寧に

クリスタルSはタンデムウィロータイプ。「Vブレード」という大きめのウィローリーフとバイブレーションを強くするやや湾曲した「ショートベンディングアーム」。そして“トレーラーフックは必要ない”と田辺哲男氏に言わしめるフッキングを高める「ファインワイヤー」が特徴。
ボクの印象では、バイブレーションとアピール力はわりと強い印象。大きいウィローリーフのせいで飛距離はイマイチ、巻き抵抗はかなりある。丁寧に攻めるときにいい感じ。

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イマカツ ジンクスミニ スーパーブレード 1/2oz

ボクのナンバーワン
非常に薄くてコンパクトなダブルウイローが特徴のスピナーベイト。極薄ブレードなため立ち上がりが早く、デッドスローなリトリーブでもブレードの回転を維持維持し、高速リトリーブでは超高速回転して強い波動とウネリを生みだす。 1/2ozの中では一番軽いのに一番飛距離がでるので出番が多い。
ボクの印象では、ハイピッチでアピール力は『中の弱』くらい。ハイプレッシャー用に、呼び寄せるというより近くにいる個体にアピール。

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レイドジャパン レベルスピン 1/2oz

活性ピークこそ出番
水平重心を保つためのアームの形状と思われるが、他に特徴がない感じに見えるダブルウィローのスピナーベイト。しかしよく見るとリアのブレードの穴が半月状。フロントブレードは規則的に回転しながらリアブレードがオーバーアクション気味に回転することでウエイトボディ自体にもバイブレーションが伝わり、ダブルウィローとは思えないくらいアピール力が強い印象。
ボクにとってはかなりヤンチャな部類なので、もっとも活性化している夏から秋のマズメ、アピール強めで攻めたい時に。

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