プロトレック アングラーライン
CASIO PRO TREK PRT-B70YT-1JF
レビュー
ボクはカシオの腕時計が大好き。気に入ったデザインが発売されると入れ替えや新規導入しながら現在、オシアナス1本/フォーマル用、エディフェイス2本/お出かけ用、プロトレック2本/カジュアル・アウトドア用として5本を所有。ボクなりのTPOで使い分けて楽しんでいる。
バス釣りを再開して夢中になりはじめると釣り用の腕時計の存在を知った。ただ当時は海釣りに使える情報収集機能程度で、バス釣りにはあまり役立ちそうもなくスルー。ところが近年、大好きなカシオから得意な計測機能にスマートリンクで多機能化されたアングラー向けのスマートウォッチやプロトレックが登場。
スマートウォッチタイプはCPUが搭載された腕時計型小型電子機器で、そもそもスマートウォッチタイプには興味なし。が、もともと大好きな計器的腕時計“プロトレック”にラインナップされたアングラーラインには心躍る。ただ、ソフトウレタンバンドのラインナップだけでカラーが好みでないので入手は保留していたのだが、今年(2021年)8月にチタンバンドタイプのブラックとシルバーがやっと出た。
ボクが入手したのは『CASIO PRO TREK PRT-B70YT-1JF』。好み的にファッションやフォーマルならシルバー系、アウトドア用途メインにはブラックが好き。
そして入手から2ヶ月半、最近ようやく少し使い慣れてきたのでレビューしてみようと思った。
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※以下の画像は、カシオPRT-B70の動画がわかりやすかったので切り抜きして合成編集しています(下記の画像は、©CASIO COMPUTER CO., LTD.)。
まず、プロトレックの主要機能として“クワッドセンサー”を搭載。
◎方位計測
◎気圧/高度計測
◎温度計測
◎歩数計測
また、ベーシックなクライマーラインの10気圧防水に対して、このアングラーラインは20気圧防水なのでどんなシーンでも心配なし。
さらに夜や早朝に活動することが多いことから、暗所でも視認性を一際確保するためにスーパーイルミネーター(高輝度なダブルLEDライト)を搭載している。
そして、時分針が液晶表示と重なって見づらいとき、針を液晶表示の上から一時的に退避させて視認性を確保する“針退避機能”もあり。
さて、ここからが本題、アングラーラインの一番の特徴がフィッシュングモード。腕時計で確認できるのは、
◎魚影マーク/釣りやすさ(×4段階)
◎フィッシュインタイム/釣りに適した時刻を表示。開始から終了までを、秒針でカウントダウン。開始時刻にアラームで知らせる機能もあり。
◎月齢
◎日の出・日の入り時刻
◎タイドグラフ/潮汐
◎ロケーションインジケーター/事前に時計のボタン操作で現在地(ロケーションポイント)をアプリ上に記録しておくこ+とで、その地点までの方位を時計の秒針で、距離を液晶上に表示。
そして、腕時計を操作して釣果とデータをスマートフォンの専用アプリ“PRO TREK Connected”へ記録できるフィッシュメモ機能がある。フィッシュメモに記録されるのは、
◎釣れた立ち位置を地図にマーク
◎日時
◎月齢・日の出・日の入り
◎気圧
◎タイドグラフ/潮汐
◎フィッシュインタイム
◎その時に撮影した画像
またフィッシュメモの他にも、
◎時計をしていた時の歩数・カロリーの記録
◎時計に設定したワールドタイム表示(世界300都市から設定可能)
◎時計に設定したフィッシュインタイム・アラーム・時報・タイマーの確認
◎アプリ上で時計に表示するモードを操作できる“モードカスタマイズ”
◎スマートフォンと連携した時計が1日4回の時刻の自動修正を行う“自動時刻修正”
◎スマートフォンを介して取得したタイムサーバーの時刻情報と位置情報から補正する“アキュレートタイム システム”
◎時計からの操作でスマートフォンに音を鳴らして所在を知らせる“携帯電話探索”
◎使っている時計の操作ガイド
◎使っている時計の機能ガイド
機能が盛り沢山で覚えられるか不安になるが、どれも必要な時に使う機能ばかり。とくに難しく考えなくても大丈夫、ちゃんと使いこなせる。
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とはいえ、ボクも最初の頃はググってインプレや使い方を調べていたが、どれも表面的な機能をなぞっているだけでイマイチ理解できなかった。なので実際にボクが使いながら得た手順でインプレしてみようと思う。
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では、まず入手してからの初期設定。
スマートフォンに専用アプリ“PRO TREK Connected”をインストール。
対応OSはこちら(https://support.casio.jp/osdevicePage.php?cid=002009001)を参照。
“PRO TREK Connected”を開いたら、CASIO PRT-B70を登録。
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そしたら実際に腕時計のフィッシュモードを活用するための準備。
1)時計とスマホをリンク。
専用アプリ“PRO TREK Connected”を開く。
時計右真ん中のボタンを押すとピッとなって長押し2秒、ピピッとなったらすぐに指を離す。スマホ画面でコンタクトがはじまり、[接続しました]が表示。
2)“FISH POINT”を登録。
[FISH POINT]をタッチ。
[+]をタッチして、オリジナル地点を作成する。
最初にマップ上で住所で検索して釣りをするポイント付近を表示。そしてマップ上のポイントをタッチすると登録画面になる。タイトルにローマ字で入力して一番下の[この場所を時計に設定する]をタッチしたら、FISH POINTに登録完了。
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この手順で、自分が行くフィールドを登録していく。
じゃ、バス釣りに出かけてフィッシュモードを活用しよう!設定は、出かける前でもいいし、フィールドに到着してからでもOK。上記の画面を参照いただき、
1)まず、時計とスマホをリンク。
2)リンクできたら[FISH POINT]をタッチし、登録したポイントから選択してポイント設置画面の一番下の[この場所を時計に設定する]をタッチ。これで時計にもスマホと同じFISH POINTが登録される。以降、スマホをあつかう必要はない。
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釣りを開始する前に知っておきたい釣り場の情報を確認するには
1)左下のボタンを押す度に下記の順番に文字盤下のデジタル画面が切り替わる
曜日と日にち→高度→気温→フィッシュモード→ストップウォッチ→タイマー→アラームモード→ワールドタイム
2)左下のボタンで“フィッシュモード”を選択し、時計の左上のボタンを押す度に
釣りやすさとフィッシュインタイムの点滅→日の出・日の入り時刻→月齢→タイドグラフ(潮汐)
3)情報を確認後は、左下のボタンで『TIME』を選択して“曜日と日にち”画面にしておく。※スマホとリンクする際のデフォルトなため。
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釣りの最中、状況を確認するには
1)時計の左上のボタンを押す度に下記の順番に文字盤下のデジタル画面が切り替わる。(個人的には釣りの最中にいちいち見たりしないけど)
曜日と日にち→現在の気圧変化→時刻→STEP/歩数→TIDE/タイドグラフ(潮汐)→FISH/現在の釣りやすさと時刻の点滅
2)情報を確認後は、“曜日と日にち”画面にしておく。※スマホとリンクする際のデフォルトなため。
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やったー!釣れたら、
1)左下のボタンを長押し。
2)“REC”が点滅してピッピッと音がなるとスマホのフィッシュメモに記録される。
スマホに記録したフィッシュメモは、“PRO TREK Connected”アプリの[ALL MEMO]をタップし、新しい順で釣れた時刻のマップをタップすると確認できる。
左上の[編集]をタップすればメモを書き足したり撮影した画像を整理することも可能。
余談だが、釣れた魚のサイズを記録するにはスケールにのせて撮影するものだが、mm単位を求めないならiphoneの標準アプリの『計測』を使って保存しておけば時短でそのままフィッシュメモに記録できるので便利。
この腕時計は、海釣りならばリアルタイムに役に立つ。しかし、バスフィッシングにおいて腕時計の機能は正直、事前情報(潮や気圧、日の出・日の入り)にすぎないと思う。なにせ、腕時計に表示される“釣れやすさ”がレベル1でもバス釣りなら釣れる時は釣れる。ボクも経験上、これは間違いない。
でも、とにかく釣果をフィッシュメモに記録してデータを蓄積するのは決して無駄にはならない。そうした記録された情報を分析して傾向を読み取り、次の釣行の事前情報と照らし合わせ、根拠のある対策や戦略を立てることができるだろう。
それになによりバス釣りにおいて、こうした腕時計を使うこともモチベーション。ボクもバス釣りをより楽しむためのガジェットとして非常に気に入っている。
h_ahli
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追記/このPRT-B70YT-1JFは速攻入手し、手元に届いてあらためて機能をよくみたら電池式だった…。うっかり、タフソーラー(ソーラー充電)なものと思い込んでいたのだ。確かに、このデザインと機能と装備なのにリーズナブルなはずだ。
そうこうしているうちに先月(2021年10月)にソーラータイプのPRW-73が発売された。チタンムクバンドタイプとソフトウレタンバンドタイプがあり、意外にソフトウレタンバンドタイプのブラック&ブルーの文字盤との組み合わせがカッコよくて惹かれてる。
正直、欲しくてたまらないが、いくらなんでもそんなにポンポン買えない。心を沈め、しばらく様子をみてから再検討しようと自分に言い聞かせている次第(汗
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